E-waste、アフリカへ

その多くが中国へ輸出されて現地の環境を汚染したと悪評を受けた貴金属スクラップ類。中国政府の輸入規制強化によって数年前から中国への輸出が難しくなったのは、この業界におられる方ならご存じの通りです。
しかるに「徐々に先進国でマトモに精錬・処理されるようになってきたのかな?」と思えば、然に非ず。昨日のイギリスのマスコミ報道でこのようなものがありました。

“Where your computer goes to die: Shocking pictures of the toxic  ‘electronic graveyards’ in Africa where the West dumps its old PCs, laptops, microwaves, fridges and phones”

たくさんの写真も掲載されているので、是非ご覧ください。要するに、現在毎年数百万トンの電子廃棄物がガーナやナイジェリアなどのアフリカ諸国へ輸出されており、現地で鉛や水銀による環境汚染を引き起こしているということです。中国に代わる行き先は、インドだけじゃなかったんですね。

貴金属スクラップの世界的な流通経路が変わってきていることを端的に示す報道内容でした。

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