無機汚泥のリサイクルといったときに一番メジャーなのはセメント原料化ではないでしょうか?その次が建設用骨材化や埋戻材化。まあ埋戻材化は???がつくリサイクル内容になっているケースが多いですけどね。
ココで忘れられがちなのが、汚泥の中に入っている金属の回収によるリサイクル。産業廃棄物業者さんの頭の中に、このリサイクル手法はあまり思い浮かばないようです。廃棄物としておけば排出企業さんにお金をお支払いいただけるのに、有価物としてしまうと逆にお金をお支払いしなくてはならなくなるので、敢えてご提案をしないだけという可能性もあります。
さて次にどのような汚泥であれば金属回収リサイクルができるのか?一概には言えませんが、金、銀、パラジウム・プラチナ・銅が一定程度以上入っていれば可能性が高くなります。あとは有害物や含水率次第。
半導体工場さんやプリント基板メーカーさんから出てくる汚泥には貴金属が入っているものが多いのですが、どうも銅分は見落とされがち。もしも銅含有汚泥を排出されている事業所の方がいらっしゃいましたら、銅含有率などを調査された上で弊社までお問い合わせください。お役に立てるかもしれません。