スクラップ類の海外輸出

最近、雑品を取り扱われている会社さんと話をしていると、「最近になって基板や基板が入っている機器の輸出が難しくなりました」とか、「基板は自分たちで取り外して選別し始めました」という話を、しばしば耳にするようになりました。ここ数年、特に環境省さんがバーゼル法に違反するようなスクラップ輸出の取り締まを強化すべく活動しているように聞いておりましたが、徐々に成果が出てきているようです。逆に雑品屋さんにとっては頭の痛いところでしょう。ただ真面目に基板を除けているのは日系の雑品屋さんばかりで、中国系の雑品屋さんの多くは依然として何らかの方法を使って中国へ輸出しているようですが。

ここ数年、中国バイヤーの雑品類に対する買取価格が著しく下がってきているとは聞いていましたし、最近では、中国市場における鉄スクラップ価格が日本市場における価格を下回ってしまって鉄を中国へ輸出するメリットがなくなってきたという話も聞こえています。そう遠くないうちに、鉄のみならず他の金属類の価格も日中で逆転し始める可能性出てきているように見えます。

今まで中国へ送っていた雑品類、今後はどうなるんでしょうね?中国の次はインド?それとも国内で逆有償処理なんて時代が、新たにやって来るでしょうか?

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